目標の解像度とやる気

フォアグラの話

 

フォアグラを食べてみたい!

という目標はありだが、そこに労力をかけることはできない。なぜなら「美味しいかわからないし、生活に必要ないから」だ。得ることによって喜びがあるのかないのか確定できないものに、労力をかけることはできない。


ただし、数々のフォアグラを食べまくり、寝ても覚めてもフォアグラのことを考えていてフォアグラに対する解像度が高い状態であれば、「いつか、幻のフォアグラを食べてみたい」という目標は労力を賭けるに値すると思えるのではないか。

 

飛行機で30時間のところにある国の、さらに空港からさらに片道6時間かけてようやく辿り着く山奥の村で、年間数十gしか取れないフォアグラがあるという。お金と時間をかけていく価値があるだろう。

選ばなかった人生の選択肢について

大学受験には失敗していて、予備校で一浪させてもらったが、結局第一志望のとある国立大学には受からなかった。

もしあの時受かっていたら、進んでいるキャリアも人生の充実度も違ったのだろうか。必ずしもそうとは限らない(厳密にはそう思いたくない)と感じたのでまとめてみた。

 

 

①現役で第一志望の国立大学に受かっていた場合

・好きだったジャズドラムを極める

・バイト漬けの日々

・日系大手財閥系企業か何かに就職(超一流企業内定!(他をあまり知らない))

 

上のキャリアを選んでいたら

・ジャズコミュニティ内でモテる

・人生の解像度低い(みんなと同じ、それなり、人生なんとかなる、とりあえず目の前のイベント事が来たら頑張る)

・自分で答えを創ろうとしない

・外れることが怖い

 

言いそうなセリフ

「一流大手企業に内定!仕事は果てしなくつまらないけど、続けること大事!!」

(30歳くらいで)「結婚して子供産んで、みんなそんなもんかなあ」

 


②一浪で第一志望の国立大学に受かっていたら

TOEFL高得点取る

USCPA(米国公認会計士)取って武装する

・Big4監査法人に新卒で入る

外資系テック企業の経営企画職に転職

 

上のキャリアを選んでたら

非モテ(遊ばないし、遊ぶ勇気もないので)

・コミュ障

・プライドだけ高くて嫉妬深い

・tinderとか絶対やらない

・周りを見下してるけど、話すとおどおどしてる

 

言いそうなセリフ

「市場価値上げる!」

「自己成長!」

「エリサラ!」

「努力したから俺はここまで来た!」

「一流の会計士になる!」

「女なんて買えばいい」

 

 

それぞれなんだか欠点がありそう、、、

①は量産レール型無難人間であり、パッケージ化された幸せにしか興味を示さなそう。

②は市場価値主義成長マニアで、優秀かもしれないが人間関係ギスギスしてそう。

人のアドバイスを聞いても実行できない理由

いろんな人に話を聞き、アドバイスを求めてきた。自分ではそのアドバイスをよく理解し、さも日常に取り入れることに成功したかのように感じていたが、数ヶ月後に再度アドバイスをくれた人と話してみると、「うまくアドバイスを実行に移せていない」と指摘を受けた。

 

しかもそれが複数回に渡って繰り返された。

 

初めて、なぜ人のアドバイスを実行できないのかを考えてみた。理由は以下の2つだと思う。

 

①リアリティのなさ(リアリティがあるとは、その通りやってうまくいった人がいること。勝率の高さを感じるし、自分でもいけると思える)

 

僕のような慎重派は特に、自分でもできそうだと思えないと動けない。とりあえずやってみて判断しようというのは、相当にリスクや労力が小さいものだけだ。

 

②自分のやり方でなんとかなると思ってる

 

人のアドバイスを聞くつもりが、最初からなかったということだと思う。自分の中にある答えが、人から見て相対的にどう見えるのか、この方向性でいけそうか、反対されたとしても実行してみたいのか。それを確認したかったというのが「アドバイスを受ける」目的だったのだと思う。

 

つまり、アドバイスを受ける適切な状況があるように思う。

 

1つは、その分野について打開案がなく八方塞がりであり、手元になす術が全くないと感じていること。

 

2つめに、身近にその方法論や考えを用いて、大きく変化した人がいること。

 

その状況が作れるまでは、今のところ自分はアドバイスを聞いても実行に移せないようだ。リスクの大きくない手頃なアクションを一通り自分で取捨選択し、実行していくしかないように思う。

決断の質と学歴

行動するかどうかを判断するスタンスとしては、

 

リスクが低いこと⇨とりあえずやってみよう

リスクが高いこと⇨じっくり検討しよう

 

が良いと思う。

 

リスクが高いことを決断する際には

膨大な事前リサーチが必要。

決断の質に大きな差が出るからだ。

 

自由で楽観的な毎日を送りたいと願う人は多いと思うが、それを実現するために

・証券会社運用⇨MBAマッキンゼー⇨独立

を選ぶ人もいれば、

 

MLM⇨保険会社営業

を選ぶ人もいる。

 

一方はある程度潰しの効くキャリアだが、

片方はそうではない。

 

自分の意見は大事だが、世の中からどう評価されるのかも大事。世の中に正解はないが、厳然としたルールは存在すると思う。そのルールを、web上だけではなく、実際に中にいる人に話を聞きにいったり、著書を読んでみたり、同じ進路やテーマについて考えたことのある人とディスカッションしてみたり、頭だけではなく体を使ってリサーチする必要があると思う。

 

 

ここで学歴の高い人の決断の質が、高いように見受けられる理由を考えてみた。

 

学歴高い方がいい(高度な社会空間)というのが結論だが

その理由は、

 

・情報レベル(別の機会に述べる)


・潰しの効く手段が選べる(例えば、プロフェッショナルファームはトレーニングや学習ステップが定式化されてる。電子レンジでチンではないが、数年頑張って働いたら、それなりのスキルの仕上がりになると感じる。ほとんどの会社は自分で能力開発を考える必要があるのではないか。)


・ある程度失敗しないための答えを教えてもらえる(自分の趣味嗜好と社会的評価が一致する場所を教えてもらえる。子供の教育格差を無くしたいという思いで、その理解がある有名コンサルに入るなど)

 

さらに考察をアップデートしていきたい。

解決するべき課題20240121

  • 目標設定のし直しと、その目標達成に必要な項目を明らかにすること。足を使ったリサーチが必要だと思う。(進捗20%)
  • 仕事は誰のものか。組織で仕事をする上で必要な姿勢を研究する。(進捗50%)
  • 仕事に着手する前に全体像を把握するコツを研究する。(進捗30%)
  • カフェが徒歩圏内にある場所へ引っ越す
  • 誰にどんな価値提供するかアイデア出し⇨自分が提供できる価値がなんなのかわからないというあるあるな課題に直面している。(進捗10%)
  • 自分の意見で生きていこう読む 正解のない問いに答える。(進捗80%)
  • そうだ葉っぱを売ろうを読む。